まいにち、なっちゃん。

だいたい、まいにち、だいばくしょう。

あの頃はっハッ。

高校生の頃を思い出す





高校生の頃は、もちろん車なんてなく

今より30キロ近く痩せていたので(きゃー!)歩くのが大好きだった

学校サボってはよくひとりで歩き回っていた

音楽聴きながらどこまでも歩いていける気がしてた


そんなことを思い出しながら、昨日は、久々に歩き回ってみた

するとそんな高校生の頃に通っていた小さな小さなカフェが今もやってることを知る!

思わず入店

時が止まったような不思議な感覚



このお店は、母ともよく来たのだ


学校に行けないあたしを元気付けるつもりだったのか

一緒にランチして、今はもうないすぐ近くにあった映画館で映画を観る

そんなささやかなこと、ささやかなお出かけだったがとても幸せだったんだ


学校に行けない時期の自分の生活は、ひたすら平坦で

毎日とにかく寝る寝る寝る

朝晩の犬の散歩は行く

極端に言うとそれぐらい

ひたすらその繰り返し



でも少しずつ元気になると、やることが少しずつ増えていった


漫画を読んでみよう

とか

今日は久しぶりにお化粧をしてみよう

とか

ほんの少し電車に乗ってみよう


人から見たら笑っちゃうようなこと

でも自分にとっては挑戦だったり、ささやかやささやかな幸せだったり


当時通っていたお医者さんにその話をした時があって

「何もしてないけれど、穏やかな気持ちなんです」

と、言ったら

「それが一番大事なの」

と、笑顔で言われた


その時初めて知ったの


何かをしている自分が大事なんじゃなくって

どんな自分で生きてるか、の方が何よりも大事なんだって



何もしてない自分なんて、価値がないと思っていたの

でもそんなことはなくって

人と自分の幸せを比べることもないの

何も出来なくても、何処にも行けなくても、スラムダンク読んで感じる幸せは宝物だったのよ




今、色々悲しいニュースが増えてて、本当に苦しい


あたしも "死んじゃおう" と、思ったこと数え切れないぐらいあったから

そのことで頭がいっぱいだった日々も


そんなあたしだから

死ぬことを選んだ人たちを、愚かとか弱いとか全く思わない

でもね、死なないでほしいの

なんでかって言うと "勿体ない" から


きっと自分の未来はもうこうとしかならないって思っちゃったのかもしれない

でも、未来って本当に分からないから

とりあえずその日は目を瞑って眠ってほしい

明日には景色が違って見える?

…ゴメン、それはそうとは言えないかも

同じかも

辛いかも

やっぱり死んじゃいたいかも


でも、もう一度目を瞑ってみて

ただそれを繰り返すだけでいい

それをどのくらい繰り返すか、は人によって違うかも

でもね、いつか景色は変わると思うの

今見えてるものが全部とは限らない



だからね "勿体ない" の


どうか見に行ってほしい、その景色

それは世界中の人みんなに思うこと



あの頃のなっちゃんの幸せは

人によったらバカにされちゃうかも

でもやっぱり今だって幸せだったなぁって思うもの

大切な大切な宝物だったなぁって思うもの



そんな宝物は絶対みんなにあるから


どんなときだってあるはずだから


見つけてほしいなぁ




どうか、どうか、死なないでほしい



あの頃食べたパスタやデザート

やっぱり昨日も美味しかったよ



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